AGAとは?薄毛の基礎知識と一般的な抜け毛との違い
シャンプー時の抜け毛が増えた、髪型のセットが上手くいかなくなってきた、写真を見て額や頭頂部の髪が薄くなっているのに気づいた—。このような経験をされている方は少なくないでしょう。
実は、日本人男性の約3割が薄毛の悩みを抱えているといわれています。
今回は、薄毛の主な原因の一つである「AGA(男性型脱毛症)」について解説します。
AGAの正体
AGA(Androgenetic Alopecia)は、男性型脱毛症と呼ばれる進行性の脱毛症です。遺伝的な要因と男性ホルモンの一種である「DHT(ジヒドロテストステロン)」が主な原因となっています。
AGAの特徴は、頭皮の毛根が徐々に小さくなり、それに伴って生える髪の毛も細く、短くなっていくことです。額の生え際や頭頂部から徐々に薄くなっていくのが典型的な脱毛パターンで、この進行度合いは、ハミルトン・ノーウッド分類という国際的な基準で評価されます。
通常の抜け毛とAGAはどう違う?
健康な人でも1日50~100本程度の抜け毛があるのは自然なことですが、AGAによる脱毛は通常の抜け毛とは異なる特徴を持っています。
通常の抜け毛の特徴:
・抜け毛の太さは変わらない
・春や秋など、季節による変動がある
・頭部全体から均等に抜ける
・数か月で新しい髪が生えてくる
AGAの特徴:
・抜け毛の太さが徐々に細くなる
・特定の部位(前頭部・頭頂部)から進行
・季節に関係なく進行
・新しい髪が生えにくい、または生えても細い
このような違いから、AGAによる薄毛は自然な毛髪のサイクルとは異なり、専門家のアドバイスを受けた方が良い症状だといえます。
AGAの進行メカニズム
AGAは遺伝的な体質が基盤となって発症します。体内の男性ホルモン(テストステロン)が特定の酵素によってDHTという物質に変換され、この物質が毛根に作用することで髪の毛が徐々に細くなっていきます。
毛根へのDHTの継続的な影響により髪の毛の成長期間が短くなり、生えてくる髪が次第に細く短くなります。この変化が繰り返されることで目に見える形で薄毛が進行していくのです。
気づいたら早めの対策を
AGAは20代から始まることも多く、進行性の症状です。頭髪の変化に気づいたら一人で悩まず、まずは自分の症状を正確に把握することから始めましょう。
実際の症状がAGAなのか、あるいは他の要因(ストレスや栄養障害、円形脱毛症など)による脱毛なのかを知ることが適切な治療の第一歩となります。
早期発見・早期治療が最も大切なポイントです。気になる変化を感じたらまずは専門医に相談してみましょう。